ラム

ラム 清水陽介


出演バンド

Colors

ツナノイルポロペ→

蜜蜂


卒業後の進路

官僚


好きな言葉

"Where there is a will, there is a way." (理由)結局人生は気合いだから。


ラムをひとことであらわすと...

ミセス好きの羊(パパイヤ)


好きなアカペラバンド

望月(Ghanna Ghanna), Route53(MeloMelo)

ごましゃぶ(上手く形容できないのですが、初見の時にぐっと心が掴まれました。)


delの思い出

自分が運営に携わったライブ(定演, WL)

バンドでの遠征(観光まで満喫できた金沢は最高でした!) 

練習の日々


後輩にメッセージ

皆さん、お久しぶりです。26期の方は初めまして、ラムと申します。拙い文章ですが、お読みいただけると幸いです。

ここでは、delに在籍中持っていた様々な感情や自身の人生観のようなものを述べさせていただこうと思います。というよりほとんど自分の思想を書き連ねているだけかもしれません。何かしらで悩みを抱えている人は、自己啓発本代わりにでも読んでみてください。本を買うより安く済みます。現状100%幸せで心に闇がない人は、そっとHPを閉じてください。メッセージの効力は0です。深夜テンションで書いていますので、冗長ですがお許しください。(AM 1:24)

振り返って思うことは、辛いとか辞めたいとか正直そういうマイナスなことばかりです。10数年ピアノを弾き続け、そろそろ歌にも手を出してみたいなと感じて前向きに入ったこの部活ですが、音痴で音も取れないし、表現力も皆無…。ピアノ時代は表彰されるくらいに人から評価され、自分でもそれをアイデンティティとして持っていただけに、アカペラを始めてからは周りとの差を痛感してよく1人で苦しみました。色んな人に迷惑もかけました。

かと言って、努力は惜しまず毎日のように空きコマやバイト前にカラオケに通って練習をしたり、色んなアカペラバンドの演奏を聴いたりしていました。他者からの言葉に傷つき落ち込むことがあっても、自分の頑張りや変化に気づいてくれた人がいたことは、心の支えとなっていました。本当に感謝しています。上手い下手という二元論的な考え方や、バンド同士を比較した相対的な評価ではなく、個人やバンドの成長などを感じたり、「その人なりの音楽」という絶対的なものとしてアカペラを聴いたりするのが楽しいと感じるようになったのは、過去の自分がそうやって支えられてきたからなんだと思います。勝負の世界だから、なかなかそんな綺麗事は通りにくいんですが…。

結果が出なかったり、1度下手な人間、下手なバンドとレッテルを貼られたりすると、きっと周りからの見られ方はそう簡単に変わりません。結局のところ、現状を変えるには並々ならぬ努力をして認められるか、自分が輝ける別の何かを探すかしか無いのだと思います。どうにも歌を心から楽しむことが出来ない、周りはどんどんと遠くに行ってしまう。そう思うとdelにいるのが辛くなって、私は後者の道を選んで部を離れる決意をしました。

ある種「逃げ」とも取れる選択をしたわけですが、振り返ってみると後悔はあまりしていません。自分の得手不得手を理解して新たな取り組みを始めたり、色んなコミュニティで出会いがあったり、卒業研究に没頭したりと充実した日々でした。自分の行為を正当化する訳ではないですが、時には人間逃げたっていいと思います。ハンガリーの諺で、「逃げるは恥だが役に立つ」というものがあります。TBSのドラマのタイトルにもなりましたね。向き合うべき問題から逃げてしまうのは恥ずべきことだが、自分の戦う場所を選ぶことが重要・最善策になりうるという意味です。100人以上いるdel mundoには、歌が得意・好きな人からそうでない人、勉強が得意、仕事が出来る、人と接するのが上手、など多種多様な人が在籍していると思います。輝ける場所は人それぞれにあり、歌だけに縛られず自分が本当にやりたいことや信念に従って挑戦していって欲しいなと感じます。それはアカペラでもアカペラでなくとも当然素晴らしいことです。反対に、私のようにネガティブな感情を抱きつつも、それでも逃げずに戦い続ける人がいるのならば、それもとても素敵です。歌で成果が残せればそれが理想的ですが、仮に歌として努力が実らずとも、困難に立ち向かう姿勢や忍耐力はきっと他の場所で皆さんの力の糧となるはずです。私はそのような方々を心から尊敬します。

最後に、他人の幸せのために動く人が沢山いる部活であり続けて欲しいなと思います。「これをしたらこの人の仕事が楽になるかな。」「演者がのびのび歌えるようにどうすればいいのか。」「演奏の良かったところをコメントに残そう。」など、手の届く範囲で出来ることは沢山あるはずです。今の自分があるのは支えてくれる仲間がいるから、というのと同時に、その仲間は皆さんの支えによって存在しています。現状を当たり前と思わず、他者の存在に感謝し、讃え合い、支え合えば、歌も心も調和します。皆さんのこれからが、かけがえのないものとなることを祈っています!