Ry

益口 大樹


出演バンド

Giropponix

Yes! しゅりキュア5 Go! Go!

HighLIGHT!


卒業後の進路

大学院(情報科学研究科)に進学します!

量子計算の応用・実用化に関する研究をしていますよ〜


好きな言葉

「(バンドの)メンバーに対して『ごめん』とか『申し訳ない』とか言うのやめようぜ」

これは JunK が deleaters のメンバーに言ってくてた言葉の中で、特に印象に残ってるものですね。真面目な我々だからこそ、周りの目を気にして気が引けていた時に、目が覚めるようなことを言ってくれたのを覚えています。ロックでかっこいいよな


Ryをひとことであらわすと・・・

一言で表すとなると難しいまあイメージは色々あるとは思うんだけれども結局そうね真面目、かな。(モズ)


好きなアカペラバンド

PENTATONIX(自分がアカペラに興味を持ったきっかけ) 


delでの思い出

古い思い出から順に書き連ねていくと......

・スタバンの前日夜、MC用に自分ネタ台本まで書いてたのに、

 ラスベガスの一言でほぼ全てひっくり返り、ショートコント劇場に!

・23期6人、オフィシャルの家でタコパした! 楽しかった〜!

・コロナ禍で部活動停止期間にTwitterのスペースで「でりたらじお」をやった!

 早口言葉が全然うまく言えなかったなぁ笑

・真冬の外での練習が寒すぎで、30分くらいだけ練習して

 みんなでマイキーさん(22期)の家に押しかけた笑

・毎月のようにあった東京遠征! そのたびに遠征のしおり的なものを作ってた!

 しおり作りも含めて、どれも良い思い出だった!

・学祭の野外ステージは最高だった! 例のグリッサンドを除けば...

・CLUB CITTA' で演奏できたことは、間違いなく一生忘れない思い出です!

・del合宿と七大合宿で、9月上旬はほぼ花山にいた笑 七大合宿もみんな来てよ〜!

・まさか自分が女装するなんて...あそこまで自分に視線が集まる経験は初めてかも

......まだまだたくさん! 残りは飲みの場で話そう〜🍺🍺🍺


後輩へのメッセージ

4年間のアカペラ生活を振り返ると、「自分ひとりでは何もできなかったな」とつくづく感じます。自分からバンドを組むこともなく、イベント運営にもほとんど関わりませんでした。それにもかかわらず、多くのバンドに誘っていただき、イベントに出演させていただき、さらには部員のみんなに応援してもらいました。本当に私は恵まれていたと思います。4年間アカペラを楽しめたのは、同期や先輩方、そして後輩の皆さんのおかげです。本当にありがとうございました!

そんな私ですが、あと2年ほど del mundo に居候するつもりです。これからの2年間は研究も就活もアカペラも、今まで以上に貪欲になって、自分の夢を模索・実現させる時期にしたいと思っています。大学院生という立場にはなりますが、これまでと変わらず、皆さんと同じ目線で走り続けます!🏃‍♀️💨 今後ともよろしくな!後輩たち!!

以下、私からも皆さんにアドバイスを送ろうかなと思います。

前半は「どのようにアカペラと向き合っていくか迷っている人」向け

後半は「アカペラでもっと実力を伸ばしていきたい人」向けのアドバイスとします。

とんでもなく長いですが、あくまで一意見ですので、気楽に読んでみてください😊

🎤🎤 「どのようにアカペラと向き合っていくか迷っている人」向け 🎤🎤

【1 自分らしさをどんどん開放していこう!】

今でこそ多少は社交的になったかなと思う私ですが、1年生の頃は本当に消極的で引っ込み思案でした。メンバーに自分の意見を伝えるのが怖かったり、自分は歌が上手くないからとネガティブになったりしていました。同じように感じている人もいるのではないでしょうか?

そんな方々へ「そんな君でも大丈夫!」「堂々としていていいんだよ!」と声を大にして言いたいです。自分が持っているものを否定しないでください。むしろ、アカペラでは自分の感性や自分らしさを大事にしてほしいです。それがあなたらしい表現につながるから。

今年の4年生、個性の塊みたいな存在多いでしょ笑? 各々が自分らしさを開放しているというか... でもそれが「この曲はこの人に歌ってほしい!」みたいな「その人ならでは魅力」につながっています。

思ったより周りは気にしていないし、こういう人にこそいろいろ挑戦してほしいです。不安に思う事があったら、自分ではなかなか動き出せないと思ったら、遠慮なく私に話しかけてみてください。元々消極的だった私だからこそ、こういった相談には乗ってあげたいです。

【2 アカペラを趣味にできたら、人生もっと楽しいかも👍】

みなさんは、どんな目標やモチベーションを持ってアカペラをしていますか?

「定演・WLに出たい!」「プロアカをかっこよくカバーしたい!」など、さまざまあると思います。

何も目標を持たず、ただアカペラをこなしている状態の人は、もったいない!

そんな方へ、私からおすすめしたい目標があります。

それは、「アカペラを自分の趣味として誇れるようにする」こと!

「学生時代、何してた?」「趣味は?」と聞かれたとき、「特にないです」より

「大学時代、アカペラやってました!」「アカペラが好きなんです!」と胸を張って言えた方がカッコよくないですか?

他にも、

・友人の結婚式でアカペラを披露できたら?

・自宅に機材をそろえて、一人アカペラを楽しめたら?

・社会人になっても仲間と遠征してライブに出られたら?

こんな趣味めちゃめちゃ素敵ですよね。

学生時代は、趣味を作るのに最高のタイミングと言われています。「アカペラを趣味にしよう!」という気持ちで取り組んでみると、もっと楽しくなるかもしれませんよ!

🔥🔥「アカペラでもっと実力を伸ばしていきたい人」向け 🔥🔥

細かい技術的なことではなく、アカペラをやる上で大切にした方が良い(と個人的に思っていること)を3つ紹介だけ書かせていただきます。どれも大会などを目指す中で感じたことです。あくまで一意見ですので、参考程度に留めておいてください。

【1 お客さんを楽しませることが第一】

ピッチやリズムが正確であるほど、とんでもなく難しい音が出せるほど、良いパフォーマンスなのかと言われれば、それは微妙です。私が思う「良いパフォーマンス」とは、観客の「ワクワク感・驚き」「かっこいい・感動的」といった感情を強く引き出してくれるものだと思っています。お金払ってでも聴きたい、もっと観ていたいと思えるライブや作品って、そういうものじゃないですか?(アカペラに限らず、音楽ライブや映画、ショー、アトラクションなども同じですよね)

だからこそ私は、「お客さんを楽しませること」が第一にあり、

それを実現するために必要な「技術の向上」が第二にあるべきだと思っています。

しかし、後者の「技術の向上」にばかり注視し過ぎて、大事な部分を見失っているバンドが多いように思えます。

人前でのミスや下手な演奏は避けたいという思いが強すぎると、その名の通り「無難な」演奏を求めるようになります。その上、アカペラに真剣に取り組むほど、上手さや技術の高さへの憧れがどんどん強くなります。結果として、「お客さんを楽しませること」よりも、「技術を高めること」に心が傾きすぎてしまいます。

大会の一次審査など「足切り」の要素が強い審査では、音楽的な完成度が高いほど、審査をパスする確率が上がるのは確かです。誰が見てもある程度は惹きつけられる「普遍的な魅力」「うまさ」ってやつです。でも、そこからさらに勝ち上がってくるのは「驚き・個性・メッセージ性・そのメンバーで演奏する意義」などをお客さんにぶつけてくるようなバンドなのかなと感じています。

【2 プロアカや、他のエンタメから刺激をもらうべし】

プロ・アマ問わず、アカペラをたくさん聴くことは大事です。これは揺るぎません。

ただ日本のアマチュアアカペラは、大学生が主体だったり、ポップスカバーが主流になってからの歴史が浅めだったりする影響で、どうしても稚拙な部分や発展途上な部分が多いと言われています。(もちろん、素晴らしいバンドもたくさんあります!)

だからこそ、プロアカの視点や、他のエンタメの要素(音楽フェス、映画、舞台、ダンス、お笑い芸人、アイドル、ゲーム、YouTube、脚本家、演出家......遊園地のキャストさんとかも!)を取り入れることが大切であり、アカペラ界に新たな風を吹かせるチャンスがいくらでも転がっていると私は感じています。

アカペラーはエンターテイナーです。常にエンタメセンサー(?)を頭の中に張っておいて、日常の「これすごい!」「面白い!」と思ったことを収集するのがエンターテイナーの性ってもんです。ちなみに自分はそういうのを感じ取ったらたまにメモしています。

普段から「こういうのアカペラの舞台できないかな?」という妄想を膨らませる。そしてニヤつく。こういう変な奴ほど、大舞台で活躍していたりするのは、たぶんそういうことです。

【3 試行錯誤の過程を楽しめるバンドには勝てない】

バンドでの活動は試行錯誤の連続です。これを「面倒臭い...」と思うか「楽しもう!」と思えるかで、バンドとしての成長には、天と地ほどの差が出ると思っています。

例えば衣装、ステージング、MC、SNSの運用......考えるのを放棄したくなる人も多いと思います。でも、こうした試行錯誤を楽しめるようになれたら、バンド活動がもっと良いものになるのではないでしょうか?

例えば deleaters は試行錯誤の時間も楽しめていたバンドの一つです。

各々が「もっとこう歌いたい」「ここはもっとこう見せたい」「こういうメッセージを伝えたい」「この衣装よくね?」みたいな感じで想像が膨らむタイプで、それを練習中とかLINEグループとかでめっちゃ話していました。「うわ、それ天才かも」「えー、だったらこの方がよくね」「あー確かに」「めっちゃおもろいじゃんそれ笑笑」みたいなやりとりが飛び交う雰囲気、想像するだけで楽しそうじゃないですか?

特に下級生にとって、こういう関係性をゼロから築くのは難しいことだと思います。私もバンド運営は得意なタイプじゃないので、あまり良いアドバイスができませんが、

・「この人についていきたい!」「この人と一緒にアカペラしたい!」と思ってもらえる心がけを各々が大事にする(一緒に活動できるのは当たり前のことじゃないので)

・自分が勇気を持って、意見をたくさん出す先駆者になる

・他メンバーも、それに応えてあげる

・面白そうなバンドの練習を見学して、ヒントを得る

こうしたことができると、バンドは良い方向に向かうのかなと私は考えています。

最後に、ふと「アカペラやってみたい」と思って入った del mundo

入部して本当に良かったと思っています。みんな大好きだぜ!ありがとう!